top of page
訪問看護ステーションととのえ

災害への備え




 群馬県に生まれ育ち、あまり大きな災害を経験した記憶がありません。数年前に、大きな台風が来ることになったとき、食料品・飲料水・生活用水・衛生用品などを少し増やしておきました。犬が2頭いるので犬関連の食料や衛生用品も買いました。携帯電話で、河川氾濫警報が一晩に何回も鳴り、ドキドキしながら一夜を明かしたことを覚えています。

 町内の避難所に行く人もいましたが、我が家には犬がいるため受け入れ可能な避難所は少ないのが現状です。また、受け入れ可能な避難所であっても、2頭のうちの1頭は繊細で臆病な性格のため、避難所生活ではあっという間に衰弱してしまいます。避難所には行かず、我が家で過ごすことを家族で決めました。水があがってきたら2階に逃げるしかありません。

 結局、大きな被害は無く台風は過ぎ去りました。朝になり、台風一過の晴れた空が目に染みた事を思い出します。でも、動物が家族にいるということは、災害時にはより一層の備えや行動の決め事が必要なのだと色々考えさせられました。

 小さな子供がいる人・妊娠中の人・病気で薬を飲んでる人・医療用品を使っている人など、色々な状況や状態で災害に遭う事があるかもしれません。最近では南海トラフ地震に関する情報も多く見聞きするようになりました。毎年来る台風も、どんな勢力でどんな進路になるのかは全く分かりません。備えあれば憂いなしと昔から言います。自分が避難所に行くことになったら薬は少しの間足りるのか、自宅で過ごす場合は何が必要か、など具体的に避難所暮らしを想像しながら準備する事が大切です。訪問しているお家でも、医療用品を使用している方には、少し多めの備えをお願いしています。

 台風が来る時などに確認するようにしておくと、時々チェックできていいかもしれません。



 

bottom of page